歯に関するお役立ちコラム

治療の中断は危険です!

「歯の痛みがおさまったから大丈夫」
「痛み止めをもらったので、しばらくは歯医者に行かなくても過ごせる」

このように、歯の治療途中で一安心し治療を中断してしまったことはありませんか?

歯に痛みがあるときは、忙しくても歯医者にいくための時間を確保し、歯の治療を優先していただけるものですが、歯の痛みが引いた途端に、一安心し、残念ながら治療を中断される方がいらっしゃいます。

歯の治療の必要性は、痛みがあるかないかで判断するものではなく、歯の病気の進行状況に応じて歯科医師が診断するものです。痛みがなくなったからといって治療を中断することは、かえって歯の病気を悪化させる場合もあり、とても危険なことなのです。

歯の病気が悪化してしまうと、さらに通院の期間が長引いたり、治療にかかる費用が増えてしまい、歯にとっても、お財布にとっても良いことは何もありません。

痛みをきっかけに歯の治療を始められたら、どうか治療が完了するまで通院いただきますようお願いいたします。
痛みの再発や状態の悪化は、わたしたち歯科医院にとっても悲しいことです。

そして治療が完了したら、歯とお口の健康を維持し快適に毎日を過ごせるよう、定期的なメンテナンスを受けていただくことをお勧めいたします。

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定期健診の重要性

毎日歯磨きをしているから歯の汚れはない、そう思われている方は多いのではないでしょうか。
もちろん、食後の歯磨きによって大半の歯の汚れは落とされますが、ご自身によるブラッシングだけでは除去されない強力な汚れが蓄積し、むし歯や歯周病になるというのは珍しいお話ではありません。

では、この強力な汚れとはどんなものでしょうか。
それは、バイオフィルムとも呼ばれる「歯垢(しこう)」のことです。一度は耳にしたことがある言葉だと思いますが、毎日、歯みがきをしてもむし歯や歯周病になるのは、この歯垢が歯ブラシや歯みがき剤だけでは落とし切れないとてもガンコな汚れだからなのです。

歯にこびりつく歯垢は、ご家庭のキッチンにある三角コーナーの「ヌメヌメ」のイメージですね。
毎日生ごみを捨てても、日が経過するとヌメヌメしてくるのと同じように、歯も毎日歯みがきをしても、落としきれないヌメヌメが歯にこびりつき、やがて歯石となって固まってしまうのです。

そこで必要になってくるのが、ご自身による歯みがきの習慣と、「PMTC」と呼ばれるプロによる機械を用いた歯のクリーニングの二人三脚です!
キッチンの三角コーナーのヌメヌメを強力な洗浄剤で除去するのと同じように、歯の表面にこびりついた歯垢のバリアも、プロの手と専用の機械でピカピカにしてあげましょう。

歯に付着した汚れを少しでも軽いうちに日々の歯みがきで除去し、さらに、PMTCで
歯ブラシでは落とし切れないガンコな汚れを除去していく、この2つのサイクルがむし歯や歯周病予防にはとても重要なのです。

また、歯垢は、一度綺麗に除去しても12週間くらいの期間でふたたび歯の表面にこびりついてきます。PMTCを定期的に受けていただくことをお勧めしているのは、この歯垢が蓄積し歯の表面にこびりつく前に除去するためなのです。

むし歯や歯周病の治療を終えた後は、ぜひ、定期検診を受けていただき、ご家庭と歯科医院の二人三脚で、歯の健康を守っていきましょう。

当医院の定期検診では、むし歯や歯周病の検診、PMTC、歯ぐきマッサージ、ブラッシング指導等を行っております。治療済みの歯の状態も定期検診の際に確認をさせていただきますので、ご安心くださいね。

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歯周病菌が心筋梗塞を引き起こす!?

歯周病は、プラーク(歯垢)や歯石に存在する細菌とその菌たちが放出する毒素による感染症のことです。
この菌や毒素はお口の中で悪さをするだけでなく、心筋梗塞や全身の疾患を引き起こすとても怖い菌なのです。

歯周病菌が歯周ポケットに溜まりはじめると、その菌や毒素によって歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから血が出る様になったりします。その状態では、痛みを伴いお口の中を不快にするだけでなく、歯周ポケットから歯肉を通して血管の中に入り込み、やがて心臓から全身へと身体の中をめぐるようになります。

歯周病菌は、血管に入り込むと、血小板の異常を引き起こし、血液中に簡単に血栓をつくってしまいます。血液に入り込んだ歯周病菌が心筋梗塞を引き起こしやすいのは、体内の血小板の増加により、動脈硬化が始まっている場所に血栓が付着し、いずれ血管をふさいでしまうためなのです。

厚生労働省による調査の結果では、成人(30~64歳)の約8割が歯周病にかかっているという報告があり、現代では、「国民病」とも言われています。
歯周病は、発症してから治療を開始するのではなく、歯周病菌が悪さをする前に、定期的に歯科医院でプラークや歯石の除去をすることが最も効率的で安心です。

心筋梗塞以外にも、歯周病が原因となる病気や症状は多岐にわたります。
少しでも気になること、不安なことがある場合には、お気軽に当院にお越しください。

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8020運動ってなに?

「8020」の部分は、「ハチ・マル・二イ・マル」と読みます。
この読み方で、「どこかで聞いたことあるな」と思われる方も多いのではないでしょうか。

この「8020運動」は、平成元年に厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱して開始された「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動のことを言います。「8020」のうち、「80」は男女の平均的な寿命のことで、「20」は「自分の歯で食べられる」ために必要な歯の数を意味しているんですよ。

さて、80歳になっても自分の歯を20本残すということは、どういうことを意味するのかお分かりになりますか?自分はまだまだ若いから関係ないと思っていませんか?

自分の歯を20本残すということは、虫歯や歯周病などで歯を失わないようにするということです。虫歯予防と歯周病予防をしっかりと行い、自分の歯で食べるために必要な歯の本数を残すことで、食事を楽しむことができ、生活の質(QOL)も維持していくことができるのです。

では、20本の歯を残していくためには、どうしたらよいのでしょう。
歯を失わないようにと、高齢になってから歯の健康を考えるのでは遅いですね。小児期からの対策を充実させることがとても大切です。

虫歯予防法としては、日々の歯みがきはもちろんのこと、フッ素塗布やシーラントが有効です。
歯周病対策では、ご自身で行うセルフケアに加えて、専門家によるプロフェッショナルケアがお勧めです。プロフェッショナルケアでは、セルフケアでは取り除くことが困難な歯垢や歯石を除去することができます。
何れも、歯科医師や歯科衛生士と二人三脚で、生涯の歯の健康を守っていくことが必要になります。
さっそく今日から、8020運動を始めてみましょう!

お口のトラブルでお悩みならぜひご相談ください

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